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ニッチなものからメジャーどころまで、思い出に残る旅行を作るヒントがたくさん

楽しい旅行の第一歩<移動がすべて>

移動がスムーズに出来るとほとんどの旅行は楽しいものになります。
反対に移動に時間を取られたり進むべき方向を間違えたりすると、いらいらが募り険悪なムードになってしまいます。
旅行中の小さなストレスを取り除く、これが楽しい旅行への第一歩。
そこで事前準備が大切なのです。

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Each LISTs

旅行前にすることリスト
  1. 旅行行程から移動・乗り継ぎが必要な箇所を抜粋
  2. グーグルマップの経路検索で実際の移動・乗り継ぎ候補を出す
  3. ネットから対象の移動・乗り継ぎ場所(空港・駅)の簡易地図・見取り図を見つける
  4. 対象地のブログや旅行記を検索して移動時の目印を探す
  5. わかりやすく写真や注意点を足して編集する
  6. B5サイズに印刷してファイルにまとめる
旅行中〜後にすることリスト
  1. 移動場所に到着する前にまとめたファイルを見直しておさらい
  2. 実際に移動しながら、事前情報と異なることや新しい発見を印刷した紙に書き込む、または写真を取っておく 

 

Explanation for each LISTs

旅行前にすることリストの解説

旅行日程を見て、移動が必要な箇所をひろい上げます。それぞれをグーグルマップの経路検索で調べて、有力候補を選択。
例えば、空港の国際線から国内線への移動であれば空港の見取り図を検索し、それを参考にして自分の動線を一考。続いてストリートビューを駆使して英語はもちろん現地の言葉での表示がどのようなものか確認。とくに電車の乗り換えなどでは駅のおおまかな構造をとらえておくと後々動きやすいです。加えてブログや旅行記など参考になるものは出来る限りチェックします。その中から移動時に目印となるもので自分が一番わかりやすい情報(写真やアドバイス)を抽出しておきます。
情報が集まったら、自分なりに編集してB5に印刷。

編集内容は、例えば<シンガポール地下鉄の乗り換え>では、グーグルマップで検索した乗り換え候補を中心に、駅名と何線の何行きに乗るかを書き加えたり、各名称部分をハイライトでマークしておきます。駅から観光地までの移動だと、何番出口を出てどちらに向けて歩き出すか、またはタクシーに乗るなら乗り場など想定される移動に関するヒントを記載します。
ブログや旅行記の中にはとてもわかりやすい移動方法がアップされていることがあります。それらはまるごとお借りして印刷したり、まとめなおして利用しましょう。特に、一つの検索場所に対して、あちこちのサイトで移動方法が書かれている場合はその移動自体がわかりにくく、何人もの人が迷った証拠です。
編集データはスマホや外部PCで見られる様に残しておきます。ただ、旅行中はネットに繋がらない状況があることを想定して、メインは紙です。サイズはA4が一般的ですが、折りたたまないとバッグに入らないことがあるためフラットな状態で出し入れしやすいB5がベスト。クリアファイルに入れるなどしましょう。

旅行中〜後にすることリストの解説

編集したものを移動前に見直してイメージトレーニングしておきます。
実際に移動する中で、自分が思っていた動線と異なる点や新しく発見したヒントなどは忘れない様に記録します。
この作業を通して、以降、似た様なシュチュエーションでの移動で迷わなくなり、さらに回数を重ねることで自分が間違いやすい・思い込みやすい移動傾向がわかってきます。ここで慌てて方向がわからなくなったなー、とかこの表示の仕方は前にも見落としがちだったなーなど、です。

 

Our Personal Experiences

国内旅行も海外旅行も、移動しないものはありません。
しかし、旅行というとまずは観光地の情報・現地の食べ物・オプショナルツアーなどに目が行きがち。
これを書いている私も同じく、旅行が決まると真っ先に食べ物中心に調べ始める人でした。
そんな中、家族と行った香港で移動がスムーズにいかずにたいへんくたびれた経験をしたのです。

一つは地下鉄の乗り継ぎ。
出発・到着・乗り換えるべき駅はわかっていても何行きがその駅に止まるかを調べていなかった私たち。日本ではとくになんとも思ってなかった終点の駅名。その必要性が急に増した瞬間。
それがわからないとホームのどちら側の電車に乗って良いのかすら不明。キョロキョロ周りを見渡すも、停車する駅名を羅列した表示も近くに見つからず、ネットで再検索するしかありませんでした。が、ネット環境が非常に悪く繋がるまでに時間を要しました。旅行中の立ち止まってネットが繋がるのを待つあの時間はやたらと長く感じるものです。
二つめも地下鉄に関するトラブル。
目的とするタワーの地下には駅があり、なんとも楽に移動出来るはずだったのですが、現地で検索して一番に表示されたのは、その直近の駅ではなく、なぜか異なる路線の離れた駅。表示されている離れた駅からは割と歩く必要があり、足が疲れていた私たちはタクシーで目的地に向かうことにしました。
ところで、香港のタクシーは街中では停車して良い場所といけない場所が明確に決められており、それを知らない私はタクシーをつかまえるのに無駄にうろうろ。どうしてこんなに通り過ぎてゆくのかしら?とネットで<香港・タクシー>と検索し、その事実を知って、ようやく正しい場所から乗ることが出来ました。
相場プラスアルファの乗車賃を払い、到着した私が発見したのは上記に書いた直近の地下にある駅!「ええええーーーー!」です。新喜劇のうちばさんなみに家族全員で「ええええーーー!」でした。
この謎の検索結果が表示されたのは、現在地を認識して移動経路を出すアプリを使用した際、離れた駅に繋がる路線の方がわずかに現在地から近かったことが原因だったようです。しかし、乗り継げば直近の駅にも行けたのに・・・どうしてその表示は候補にあがらなかったんだろう・・・と考えましたが、まあ後の祭りです。日本にいる間に予定に沿った移動方法をいくつか予習しておけば良かったわけで。そうすれば、たぶん、そんなに時間もかからず見つけ出せたはず。

 

そういえば、バンコクからプーケットへの移動時も国内線乗り継ぎで走ったことがあります。北京発の飛行機の到着遅延があって焦っていたところ、到着ロビーを出て国内線の乗り継ぎ表示をみたらEASTとWESTがある。事前に調べていなかったのでなんのヒントもない。右?左?どっち?とキョロキョロしながら、プーケットと書いてないか見回してもそれ以上の表示は見当たらない。とりあえず近い方にいってみようと移動し始めましたが、なんとなく人も少ない。空港の関係者っぽい人に聞いてみてもはっきりしない。不安なので数人に尋ねるとようやく「こっち逆やで」と笑顔で教えてくれる人に出会えました。
そこからは、猛ダッシュ
その日は朝の5:50くらいにおうちを出発し、北京経由で夜間にバンコクに着いた私たち。移動時間はすでに20時間くらい経過しており、疲れが出てきていました。
その中でのダッシュ
『調べておけばよかった・・・』そう思いました。本当に。
(この時の旅行記は4travelに載せています)

4travel.jp

 

最近では、カナダのバンクーバーでグーグルマップの経路検索を使うとバスの乗り換えについて詳細表示が出る様になっていました。何時の何番に乗ったらこれくらいで到着するよ、と事細かに表示されるようになり、たいへん便利です。欧米はネット環境が良いので印刷した紙を持ち歩く必要はないですが、事前に調べて予想をつけておくとすいすい動けて現地でバスに乗るのが楽しくなります。

下の様に詳しく表示されます。

www.google.co.jp

 

よくよく考えると、旅行そのものが、今いる場所からの移動。
それを大切に考え、取り扱い、問題なく行えば、旅行がうまくいくのは当然。
インターネットが普及し情報がたくさん手に入る現在なら、よりよい旅行を作り上げることが可能ではないでしょうか。
もちろん旅ならではの偶然や出会いは楽しみです。それらを余裕ある時間と心で堪能するためにもちょっとした移動はスムーズに行いたい。
最終的には移動そのものを楽しめるようになれれば、それこそが<旅行を楽しむ>と言える気がします。