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海外で食べる日本食は楽しい

海外で日本食をわざわざ食べる必要がある?

日本食が恋しくなるくらい海外に居ない? 

そうではありません。

海外旅行の一環として、あえて日本食を食べてみて下さい。

そこには新しい発見や嬉しい驚きが待っています!

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普通に見えるラーメンも・・・

 

Each LISTs

海外の日本食のお店へ行く前にすることリスト
  1. バウチャー(クーポン)があるかもしれないので観光客向けMAPなどをチェック
  2. お店で人気のメニューをチェック
海外の日本食のお店に到着してからすることリスト
  1. 席が選べる時は思いがけない席に座ってみる
  2. 自分の好きなものに加えて、事前にチェックした人気メニューを頼む
  3. 味付けや温度など日本との違いを見つけ、さらにその意味を考察してみる
  4. 海外の人の食べ方をちらりと覗き見


Explanation for each LISTs

海外の日本食のお店へ行く前にすることリストの解説

近頃はラーメンに始まり、お寿司や懐石風メニューなど世界のあちこちで日本食を見かけます。

ですので、観光地の街歩きMAPや施設パンフレットにはだいたいレストランの割引クーポンがついております。10%割引、指定曜日にいくつかのメニューが特別価格になるなどのお得の数々は見つけて利用しない手はありません。

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これはバンクーバーの日本語MAP

 

行くお店を決めたら、お店のHPや海外口コミサイトでお店の一押しメニュー、ランキング1位メニューを押さえておきましょう。できれば、各国の人が書き込んでいる口コミサイトで人気のメニューが良いです。

それを食べることで、海外の人に人気の味とはどういうものかを知ることが出来ます。

日本人に人気のメニューはどうしても日本の味に近いものが多く、目新しさに欠けます。新しい発見をするにはおなじみの味にプラスして、こんなメニューがウケるのか!ということを知るのが大切。

 

海外の日本食のお店に到着してからすることリストの解説

ラーメン店を日よけのあるオシャレなテラス席で!

こんな選択も海外なら可能です。カジュアルな焼き鳥店では絢爛豪華な中華装飾のされたソファー席も。いつもと違う、が生み出す面白さを体験しましょう。

注文は好物をまず頼みます。加えて、リサーチ済みの人気メニューも。
好物の場合は自分がよりよく知っているため、細かな違いや海外独自の発展をより詳しく理解出来るでしょう。人気メニューは味もさることながら、想定外のものが出てくる楽しさがあります。

さて、実食です。
まったく日本の味と同じものが出てくることは少ないです。日本人の方が経営しているお店であっても、時間とともに現地の人に好まれる形に変わってきます。

また最近では、新規OPENのお店においても海外の傾向と対策をよく研究されており、なるほどーと思うものが提供されています。

例えば、味付け。

メインの味が入れ替わっているものなど。

出汁は味が薄いと思われるのか、醤油がメインになっているものが多く見られます。懐石風な盛り付けでバーベキュー風味は、見た目と味覚のギャップを楽しめます。カツ丼がスイーツ並みに甘かったりすると、この国では甘じょっぱいは『甘い>しょっぱい』なのね、とわかります。

出汁の概念は様々。

これだ!と決めるのがなかなか難しいようで、時としてただの薄味になっている場合や鰹一本勝負の潔さなど、海外が捉える出汁とは?の答えを広く知ることが出来ます。

ただし、薄味であればそれに付随する付け合わせの調味料に面白さを見つけられるでしょう。

よくあるのがマヨネーズやケチャップなどの定番。意外にチリソースや現地の調味料がぴったりのこともあるので薄味だからとがっかりすることは全くないのです。日本では思いつかないカスタマイズが出来る自由を味わいましょう。店員さんお勧めの食べ方を聞いてみるのもアリです。

提供される時の食べ物の温度ですが、アジア圏はあらゆる種類であつあつのものを食べる機会が多く、一方欧米ではそれなりに冷ましたものが主流となり、高温で提供されるものは種類を選ぶ・・・のではないかな?と感じます。

あつあつの美味しさよりは食べやすさを追求しているのかしら、とそんな風に考えながら頂きましょう。中には、低めの温度で食べることにより素材の美味しさがわかりやすくなるものもあり。
冷たさの基準は日本と変わらないように思います。フレッシュな海鮮などはきっちり冷やしてあるので、より美味しいです。

半分くらい食べたら、周囲を見渡してみましょう。
同じ料理でも、違う食べ方をしている人がいるかもしれません。調味料の使い方もそうですが、カトラリー類の使用が我々とは異なることもあるでしょう。出来るだけ、現地の人に合わせてみると楽しいです。

 

 

Our Personal Experiences

子供連れの海外旅行では、時々、子どものリクエストを聞き、日本食を食べることがあります。

昨夏はバンクーバーでラーメン、お寿司、一昨年はシアトル近郊で焼きそばやうどんを食べました。どちらも、なんだかわくわくしながら食べた思い出があります。

 

一昨年のシアトル近郊の日本食店はご夫婦経営のお店でした。

メニューには、お寿司・お弁当・軽食がたくさんありました。

ただ、お二人とも日系の方で完全にネイティブの英語。したがって、「キッツネウドーン」て感じで私もオーダー。
ヌードルのコーナーにある子供の食べたがっていた焼きそばは牛・豚・鶏から選べるなんだか素晴らしいものらしい。お弁当はトンカツとお寿司入りの豪華バージョン。日本食の美味しいところを詰め込むとお弁当なのね!と感心しました。

さて、やってきたきつねうどんはお出汁がとても優しい、甘い味付けが際立つ関西風きつねうどん。日本の味となんら変わりないものでした。美味しい。

続いて焼きそば。
お皿に山盛りのそれは麺より野菜とお肉が多そう・・・。

ビーフ、ポーク、チキンともにごろっごろのお肉が!これは、焼きそばの中でも上位のゴージャスクラスだわ、と思いつつ食べてみると・・・。
バーベキュー味でした!

めーちゃくちゃ美味しかったです。日本でも焼きそばソースにこだわらず、好きな味で炒めて食べよう、と強く思いました。

 

昨夏のラーメンはバンクーバーダウンタウンで頂きました。

エアショーの帰りに疲れていたので、近場で軽く済ませようと思い立ち寄ったのは、味噌バターが人気という札幌ラーメンのお店。

店員さんはワーホリで頑張っている若い女の子が多かったです。待ってる間のこちらの会話で日本人だとすぐにわかってもらえ、最初から日本語で対応して下さり嬉しかったです。

たまに、日本人同士でも移民の多いカナダでは初回を英語で探り合うことがあるからなぁ。

それはさておき、こちらのラーメン店。
ラーメン店ですが、オシャレなテラス席がありました。さっそく喜んで子供と着席。お日様の下だと、お水のグラスもなんだかオシャレに見えるのが不思議。

うきうきしながら、味噌バター、鶏醤油、鶏出汁の塩(だったかな?)をオーダー。

麺は太・細から選べました。加えて、子供が大好きな唐揚げも追加。

となりのテーブルには韓国やフィリピンからの若い女の子のグループがやってきて、同じくラーメンをオーダー。


しばらくしてラーメン到着。

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美味しそうな味噌バター

めっちゃ美味しそうなビジュアル。

「熱いし、気をつけや」と言ったそばから、がっつく子供に大慌て・・・にならない?あれ?

猫舌の子供が運ばれてすぐに麺をすすっていました。


・・・適温・・・や・・・。


そう、バンクーバーのラーメンは海外の人が食べやすいようにお店によって、かなり低めの温度で提供されていることがあります。我々が訪れたお店もその一つでした。

子供、大喜び。

いつもなら、冷めるまでトッピングをつつきつつ、大好きな麺を見つめるだけの息子がいきなり麺が食べられる。

これは万人に優しいラーメン

私が頼んだ鶏塩は塩の味が強めのあっさりラーメンでした。

こどもの醤油をもらうとこちらもやはり醤油メインのスープ。

鶏出汁は3km先でにわとりが手を振っているくらいの風味。やはり味が強い方がメイン。

家人の味噌バターは軽やかなスープで、味噌は2km先で待ち合わせくらいの風味。新しい味噌の使い方。どれも濃過ぎず、スープとして飲み干せるタイプ。

追加の唐揚げは見たところ竜田揚げのようで、白い衣が美しい。

なんの味付けかしら、と食べてみると・・・衣と鶏の味だけ・・・・。

ふとお皿を見ると、そこにはオシャレな野菜とマヨネーズが。

わかった、これはサラダになった唐揚げなんだ、マヨネーズで食べるのね、子供のおやつやお父ちゃんのおつまみじゃなくて、オシャレなサラダになれたのね、唐揚げ!よかったね!

実際、マヨネーズをつけることでかなり美味しく頂けました。子供は薄い下味が気に入ったらしく、マヨなしでも食べていました。

今度、うちの家の唐揚げたちも、ニンニクがっつりじゃなくてオシャレなサラダにしてあげたいです。

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和風な雰囲気だけどオシャレなサラダに変身してる唐揚げたち

 

我々がわいわいと食べ始めたところで、マッチョなお兄さんと相席に。

私と同じラーメンをオーダーされていました。

注文してわりとすぐに到着したラーメンを前に上手にお箸を持つお兄さん。

しかし、すぐに食べない。

味付け・・・するのか?と横目で見ていましたが、おもむろに動き出したお兄さんはラーメンをすくい、「ふーーーーっ、ふーーーーっ」とものすごく冷ましています。

なるほど・・・、海外の人にはこれでも熱い方なのかも、とそーっと見守っておりましたら、私の横で子供がずずーーっと大口で麺を運んでいる。

お兄さん、ちらりとみて、
オウッ!(あんなに熱い麺を子供が!)という表情
ふふ、これが日本の子供さ

お兄さんは丁寧に少しずつ冷まして器の中身を減らしていました。

海外ラーメンの一面を垣間見た瞬間。

 

ちなみにバンクーバーのお寿司はサーモンの握りが最高です。

脂のりのりのカナダサーモンがこれでもかという厚さで使用されています、美味しくないわけがない。カリフォルニアロールが有名ですが、ここはひとつ握りを頼んでみて下さい。

サーモンだけで10個くらい食べられます、本当に。