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クラフトのクマを連れて帰る

 Kraft(クラフト)は正式名をKraft Foodsといい、アメリカはシカゴに本社を置く食料品製造及び加工複合企業です。

日本では森永乳業が業務提携し、販売しています。

そして、創業者のジェームス・ルイス・クラフトはカナダのオンタリオ州生まれ。

カナダの人がアメリカに?

そこには素晴らしいサクセスストーリーがありました。シカゴ支店への出張中に起こったトラブルからクラフトはその夢の事業を展開させていきます。

そして、今なお北米の多くの人々に愛されているkraft 製品。

 

そんなKraftから、とっても素敵なクマを連れて帰ってみませんか。

クマ?どこに?とお思いでしょうね。

 

そのこぐまたちは、ピーナッツバターのポットにいるのです。

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ほら、ね。

 

ただ、現在のところ、このピーナッツバターは日本での販売窓口がありません。

海外旅行、カナダなどに行った時に購入するしかないのです・・・。

 

 

 

Each LISTs

ピーナッツバターを買う前に日本ですることリスト

  1. エコバッグを用意する
    (背負えるタイプや肩にかけられるものがgood)
  2. 購入予定のピーナッツバターの種類を考えておく

    Peanut Butter - Kraft Canada
    (上記URLから様々な種類を閲覧出来ます)

  3. 訪問先周辺のsafeway、Shoppers Drug Martの場所を調べる
  4. 旅行の荷物をできるだけ最小かつ軽量にする
  5. ピーナッツバターを梱包するタオルとジッパー付きナイロン袋を購入予定数に合わせて準備

ピーナッツバターを買う時にすることリスト

  1. 可能であれば現地の各店舗の広告をチェック(on line・紙媒体のどちらでもOK)
  2. より安い価格で販売されているお店へ行く
  3. 入店後、ジャムやはちみつコーナーを探す
  4. Kraftのクマを見つける やったね!
  5. 帰国時の荷物重量を考慮しながら、希望のピーナッツバターを購入


Explanation for each LISTs

ピーナッツバターを買う前に日本ですることリストの解説

 カナダでは2021年までに段階的にプラスチックバッグが禁止となります。

ですので、お買いものにはマイバッグが必要なことが多くなりました。

今回はピーナッツバター購入のためのバッグということで、背中に背負えるタイプ、もしくは肩にかけられるタイプをお勧めします。

なぜなら、種類によりますが、一番小さいサイズで500g、次が750g、さらに上には1000g、2000gというような、コーナンなどのホームセンターで売っても違和感のないサイズが並びます。

この重量を手に提げて持ち運ぼうとは思えないでしょう。

加えて帰国時には、これら全てを預け入れ荷物として飛行機に乗せますので、必然的にピーナッツバター分の重さを差し引いた荷物に仕上げなければなりません。

他のお土産も買っちゃうことを考えて、スペースと重量には十分気を配って下さい。

また、荷物には購入数分のタオルとジッパー付きナイロン袋を入れて下さい。

ピーナッツバターはこの重量でも普通のプラスチックポットです。

当たると凹みますし、目的のクマがプリントされている紙もそこまで強度はありません。

出来るだけ美しくクマを連れて帰るには、効果的なクッション材といざという時に漏れない対策が必須です。

 

Kraftピーナッツバターの種類はかなり多くあります。

粒が残ったCrunchy、滑らかなSmooth、より滑らかなExtra Creamy、お砂糖の入っているものやはちみつ入り、油分の少ないもの、海塩入り、一番柔らかそうなホイップタイプなどなど。

材料面では、内容物が全て自然由来のもの、添加物が極力少ないものなど、製造材料の種類によって選択することも可能。

ピーナッツだけで作られたALL NATURALは素朴な味わいでお料理にも幅広く使えて便利です。容器包装にはこんな風にレシピもあります。

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まさかのシェイク

 

これらのピーナッツバターはsafewayというスーパーやShoppers Drug Martというお店で売られています。

safewayは日本でいうところのイオン食品フロアみたいなもの。Shoppersはカナダ在住の姉曰く「マツキヨやな」ということでした。

 

訪問先の近くにこれらの店舗がどこにあるか確認して下さい。

なんせ、重量のあるものを持ち運ぶことになるため、最短距離を見ておくことは、後ほどきっと役に立つでしょう。

 

ピーナッツバターを買う時にすることリストの解説

 上記のお店では日によって、ピーナッツバターが安売りされることがあります。

500g のものが、通常は400円(4〜6カナダドル程度)くらいですが、大幅に値下げされることもあるのでオンライン広告やチラシはチェックしておくと良いです。

あれもこれもと買いすぎると、ピーナッツバターで思わぬ出費になりかねませんので。

 

店舗に到着したら、大抵はジャムコーナーにピーナッツバターも置かれているので、てくてく歩いて探してみましょう。

海外のスーパーは広くてとっても楽しいです。

あれも見たいな、これも欲しいな、とウキウキしますが、ピーナッツバターが目的です。その時の運搬人数から判断して、追加購入品は持てるだけにしましょう。

Kraftのクマはそれはもう、愛らしく並んでいます。

嬉しくてsafewayであることを忘れて、写真を撮ってしまいます。

しかし、落ち着いて下さい。

そこは、イオン、もしくはアルプラザやスーパー中村屋です。

日本からはるばる来たのだから抑えられない気持ちがあるのは理解出来ますが、地元の人が食材を買っておられますので、心を落ち着けて1枚だけそっと撮りましょう。

あとは、日本で検討してきた希望のピーナッツバターをカゴに入れて、レジへgo。

くれぐれも持ち運ぶのは自分だということを忘れずに。

本当に重いですから。



 

Our Personal Experiences

 重い、硬い、濃いと衝撃の多い、このクマのピーナッツバターです。

重いは上のLISTで注意喚起したように、海外ならではのサイズ展開によるものです。賞味期限までに使いきれるのかしら、といつも心配になります。でもたぶん、我々が思う量の数倍を1回で使っているんでしょうね、皆さん。

じゃなきゃ、2kgなんてサイズが販売されることはない。

我が家は多くても750g。いつか1kgに挑戦したいです。

現在家にあるのは、こちら。

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残り少なです・・・

はちみつ入りのほんのり甘いもの。

2019年夏に手に入れました。

凹んでいるのは輸送途中の衝撃によるもの。

割とぺこぺこしているので、簡単に凹みます。

 

硬さですが、常温なら小学校低学年でもすくってパンに塗れる程度です。しかし、一旦開封し冷蔵保存をするとプラスチックのスプーンなどは簡単に折れるくらい硬くなります。

金属スプーンでも曲がりそうなくらい。

使う時は少し早めに冷蔵庫から取り出して常温に戻しましょう。

ちなみに冷蔵保存の際は、なんと逆さまに置くことが推奨されています。

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置いているうちにピーナッツの油分と固形分が上下に分離するため、それを混ぜやすくするんだよ、と言っていますが、冷蔵庫から取り出した直後はそもそも硬すぎて混ぜられない。結局、常温になるまで待つことになるわけで。

それとも、みんな混ぜられてるのか、これ。

姉曰く、「混ぜる混ぜないよりふたの内側が油でべたべたになるから、しない」と。

カナダ人の旦那さんは、へへっと笑い、時々ひっくり返しますが、  秒で元に戻されています。国際結婚の越えられない溝。

私もひっくり返してません。

 

お味は粒のある方が若干香ばしいように感じます。Googleでサイトを翻訳するとCrunchy=カリカリと訳され、その通り!といいたくなるくらい。スムースは優しい口当たりで、それぞれに良さがあります。ピーナッツ自体の濃厚さはどの商品も素晴らしいです。めっちゃピーナッツ潰して混ぜたんやな、クマ、と感心。

ちなみに、この2つの食感はクマ兄弟の名前にもなっています。

現在のラベルには描かれていませんが、クマたちは首元にリボンを巻いているのです。赤いリボンがCrunchy、緑のリボンの方がSmoothy。今はこれらの色が蓋やラベルに採用されています。

以下のように、クマは年代とともに見た目が変わってきています。

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今回、取り上げているクマは2013年からのものです。(上記画像はcanada.comより)

 

それにしても、このクマ、私たちにいろいろな想像をさせてきます。

2頭は兄弟で、四六時中ピーナッツバター制作に打ち込んでいるんだろうな、とか。

『にーちゃん、砂糖は?』『ようけ入れとけ』

『にーちゃん、粒は残す?』『それはエキストラクリーミーやから、さらさらになるまでや』

『にーちゃん、手が痛いよ』『にーちゃんが代わったる』

<無理・・・するなよ、こぐまたち・・・>

いっつもsafewayでこんな風に想像しながら買うため、

「よし、このこぐまのために!」と多めに選んでしまい、持ち帰り時に後悔。

 

一度、バスを2回も乗り換えないと帰ることが出来ないくらい遠い場所で、うっかり安売りのクマピーを数個購入してしまい、本当に肩が痛くなったことがありました。

家族のうちリュックは私と子供だけ。家人はワンショルダーのミニバッグ。

遊び疲れた帰り道でしたので、子供のリュックにこのKgになるクマピーはとても入れられません。家人のワンショルダーはその開け口自体が小さく、クマピーを拒否。

仕方ないので、私のリュックに全部入れました。

夏の涼しい夕暮れ、皆、帰路につく時間にあたりバスはとても混んでいました。

バンクーバーのバスは、まぁよく揺れます。

立っているとかなり踏ん張らないといけない。信号ごとに繰り返される急ブレーキ、急発進は背中のクマピーを物理法則に則って、どすどす揺り動かします。

本当にこんなに重いクマピーを自分は欲しがっていたのか・・・と自問自答し始める始末。

 

以降、出先で安易にクマピーを買うことをやめました。計画がなにより。

ちなみに最寄りのバス停からは家人が脇の下をみちみちにしながらサイズの合わないリュックを持ってくれました。

クマピーを買う時はお供の人も覚悟してね!
 

 さて、クマピーの容器は、食べた後は出来るだけ外の包装を濡らさないように内側を洗浄し乾燥させると、様々な物入れにすることが出来ます。

子どもの宝物入れや、キッチンで乾燥食材を入れたりも便利です。

 

 

ところで、このクマ。

ごはんを食べている時にすごく視線を感じます。

2013年にこのデザインが発売された当初も、カナダ国内でとても話題になったようです。

このように、canada.com においてニュースになっています。

 

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creeping (そっと忍び寄る)などとタイトルに書かれていますね・・・。

受け入れる人もいれば、「うーん」と違和感を感じる人もいる、と。

これは、実際に食卓にクマピーを置いてみないとその感覚は伝わらないかもしれません。

『食べてる、食べてる』『ふふふ』

というように、あの丸い穴からこちらをじっと見ているのです・・・。

 

Kraftが発表した声明では

Through qualitative research, consumers told Kraft Peanut Butter that the new design was ‘updated, fresh and had a clean appearance’ and that the bears were ‘inviting you in.’       

とあります。

注目すべきは最後の一文。

the bears were ‘inviting you in.

こぐまたちは、あなたを(穴のむこうへ)誘っているよ・・・ですって!

 

きっと、人が見ていない時に、あの穴をぐいーんと広げ2頭のクマはこちら側に出てきて、大きく伸びをするはず・・・。

カナダ在住の姉が言っていましたから、間違いないです。

『今度はなにする?にーちゃん』『子どものおもちゃを見に行こう』とかね。

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ふふふ