あくのー⤵️どぅーふぇんしゅまーつっ⤴️しゃーーー:刷り込みメロディ@フィニアスとファーブ
ここのところ、子どもがとあるフレーズを繰り返しており・・・。
それが、耳について離れません。
今回はブログでは番外編とも言いますか、海外アニメのお話。
Each LISTs
メロディの正体を明らかにする前にすることリスト
- 聞こえたメロディそのままを真似してみる
- メロディが聞こえてくるタイミングを調べる
メロディの正体が判明した後にすることリスト
- 正しいメロディと歌詞で歌ってみる
- 日常で使用できるタイミングを見つけ出し、使う
- 誰かに聞かれたら、歌ってあげる
- キャッチーな刷り込みメロディを自分の中に蓄積する ふふふ
Explanation for each LISTs
メロディの正体を明らかにする前にすることリストの解説
誰かが歌っているものやテレビやラジオから流れてくるもの、街中のお店で聞こえたものなど、気になるメロディはまずは聞こえたまま、歌ってみましょう。
口に出すことで、それがどのような音程のものか、どのようなフレーズを語っているのか、また、それらに関する自分の理解度が測れます。
言語に関係なく、再現できるかどうかを試してみて下さい。
わからないポイントは推測して、補います。
続いて、聞こえてくるタイミングを調べます。
今回は子どもが日常的に歌っており、例のアニメが始まる前後によく歌っていたことから、アニメの中の何かやねんな、とわかりました。
時間が決められて流される音楽なら、そこを狙って調べていけば、すぐに回答にたどり着けると思います。
中には、キャッチーでありながら極めて稀に流される音楽もありますので、その場合は根気よく対象を観察し続ける必要があります。
1回だけ聞こえて、その後音沙汰がないものもあります。
その時は再現してみて、得た情報をもとにネット検索してみましょう。
メロディの正体が判明した後にすることリストの解説
そうか、ここはこんな風に歌っていたんだ、と知ることが出来た喜びは大きいです。
判明した後は、そのメロディが当てはまる場面を積極的に見つけて歌いましょう。
そうすると、また誰かがそのメロディが気になり、尋ねてくるでしょう。
その時は、どんどん歌ってあげて下さい。
教えるより歌ってあげるだけの方が、より好奇心を掻き立てられるはず。
わからなかったものがわかっていく喜びを周りにも拡散しましょう。
こうして個々の中に、数々のメロディが蓄積し、ちょっとした場面で思いがけないメロディを口ずさめるようになります。
役にたつかどうかはわかりませんが。
Our Personal Experiences
スパイダーマンの続きが観たくてディズニーシアターに申し込んだことから、子供がこのフィニアスとファーブのアニメを観るようになりました。
海外アニメっぽい絵やな、と思っていただけだったのですが、しばらくして子どもがやたらとキャッチーなメロディーを口ずさむのです。
「どぅうびどぅびどぅーばっ、どぅうびどぅびどぅーーーばっ」
「あくのー⤵️どぅーふぇんしゅまーつっ⤴️しゃーー」
どぅびどぅびの方は、こちらも真似してすぐに歌えました。
リズムが良いので事あるごとに口ずさみ、洗濯物を干したり、車に乗り込んだり。
もう一つの方は、しばらくは何を言ってるのかわからず、ただ、気持ち良さそうに子どもが繰り返すのを聞いていました。
時々、もう一回言って、とお願いしてみても、
「だからぁ、あくのー⤵️どぅーふぇんしゅまーつっ⤴️しゃーー!やん」と何回教えられても、私には謎の呪文でしかありません。
仕方ないので、いったん仕事の手を休め、子どもと当の海外アニメを観ることに。
・・・ほほう、海外こぼうずの兄弟が夏休みを過ごす話か。
やたら、発明する兄弟。
ペットのカモノハシがキュート。でも、焦点があってない。なぜだ。
・・・!!
カモノハシのペリーの焦点が合ったよ!
<どぅうびどぅびどぅーばっ、どぅうびどぅびどぅーーーばっ♪>
気がつくと、子どもと歌ってました。
カモノハシのペリーは実はかなり優秀なスパイ=エージェントPであり、彼が活躍する時のテーマ曲がこれでした。
普段のペリーはぼんやりとした仮の姿なのですね。
あぁ、ワクワクしますわ、カッコいいじゃないか。
これを口ずさまない人はいない。
続けて見ていると、カモノハシペリーが悪者につかまっているではないですか。
このキャラは・・・・。名前が・・・。
ややこしくて一回では聞き取れませんが、親切にアニメの中の秘密結社の建物に看板があります。
<Doofen shmirtz Evil Inc.>
隣の子どもが嬉しそうに言います。
「おかーさん、この人がドゥーフェンシュマーツ博士やで!」
画面には目の下にひどいクマがある博士のキャラクターが。
あぁ、全く聞き取れないのは、人の名前だったからなのか。
悪い博士の名前を冠した秘密結社的なものをメロディーをつけて言うと、
<悪の⤵️ドゥーフェンシュマーツッ⤴️社ーーー>となるのです。
【Phineas and Ferb】悪のドゥーフェンシュマーツ社~【素材】
どうでしょう、ものすごくキャッチーだから耳から脳へ一直線に刷り込まれませんか。
そして、意味がわかると、自分でも言いたくなってきます。
でも、使い道がありません。
子ども自体も、宿題を始める前やテレビを見始める前、当のアニメを見ている最中、唐突にワンフレーズ歌います。
ただし、突然すぎて、「え、何?」とかはなりません。
お聞きの通り、フレーズが非常に優しいのです。
アニメで流れるメロディーはなんならハモってるくらいで、日常に溶け込む・・・、言い過ぎました、日常に紛れるメロディなのです。
とりあえず、ソファーにぽーんと腰掛ける時や、お父さんの両肩に手を置く時に、歌ってみましたところ、なかなか良かったです。
なんらかの行動のきっかけとなる、起点と呼ぶべき部分にぴったり。
こうして気になるメロディーの両方を歌えるようになり、嬉しかったです。
ところで、このような刷り込みメロディは海外アニメに多いように思います。
おそらくは、英語圏の様々な名称や語彙に馴染みがない日本人の耳に、タモリ倶楽部でいうところの空耳アワーに近い現象が起こっているのがきっかけではないでしょうか。
英語はもちろんのこと、日本語に訳されていても、まさかそんな訳?と思うようなものはよくあります。
意味や歌詞がわからないまま、なんとなく心地良いメロディーだなと感じ、聞こえたままを歌い、しばらくして回数を重ねたら内容がわかり、これまた歌いたくなる。
この繰り返しが刷り込みメロディとなり、身に染み付き、周囲にも拡散していく。
海外旅行中、ホテルの部屋では、いつも子どもがテレビのキッズチャンネルを観ています。
英語のアニメになりますが、おおよその内容は伝わりますし、使われている音楽も親しみやすいものが多いです。
たまに、全く知らないアニメの中でたまらなくキャッチーなメロディが流れることがあり、そうなると旅行中ずっと口ずさむことになります。
ちなみに、メロディ以外にも主人公の口癖?など、多用されるセリフは刷り込まれてきます。
We Bare Bears という海外アニメに出てくるしっかりもののシロクマは話す際に、
「Ice Bear 〜」と早口かつクールな口調で自分の名前を言うことが多く、このアニメを観ていたシンガポールの旅行中、皆、真似してました。
「おかん、暑い」「おとん、アイス食べたい」「子ども、マンゴーアイス」
ものすごく、ボギャブラリーの少ない家族のようでしたが、心は一つ。
『それ、アイスベアだね』と。
参考動画です。
Log Ride | Minisode | We Bare Bears | Cartoon Network
この後も彼は、
「じっぴー ぼうそうこあらー♪」
「ときどきやってーきまーすー あ・ら・い・ぐ・まっ」
とこれまたキャッチーなフレーズを教えてくれました。
マイロ・マーフィーの法則のアニメに出てきたものらしいです。
初見以降しばらく登場がなかったそうですが、引き続き観ていると、コアラは2回ほど、アライグマはもう少し頻繁に5〜6回くらい出てきた、とのこと。
私はまだ一度も登場シーンをみたことがありません。
「ジッピー♪ 暴走コアラーァー」という破壊力のあるフレーズの本物をいつか聞いてみたいです。
ちなみに、英語版ではこのように出ております。
Milo Murphy's Law - Zippy The World's Fastest Koala (SONG).mp4
なかなか迫力のある映像。こんなんなのね。
めっちゃ足の速いコアラとかではなかったのね。
アライグマは可愛いのです。
Milo Murphy's Law - Recurring Raccoon Part 2
これ以外にも、室内のリモコンを奪って庭で水洗いするなど、目を疑う登場を時々するらしいです。
うう、観てみたい。