クラフトのクマを連れて帰る
Kraft(クラフト)は正式名をKraft Foodsといい、アメリカはシカゴに本社を置く食料品製造及び加工複合企業です。
日本では森永乳業が業務提携し、販売しています。
そして、創業者のジェームス・ルイス・クラフトはカナダのオンタリオ州生まれ。
カナダの人がアメリカに?
そこには素晴らしいサクセスストーリーがありました。シカゴ支店への出張中に起こったトラブルからクラフトはその夢の事業を展開させていきます。
そして、今なお北米の多くの人々に愛されているkraft 製品。
そんなKraftから、とっても素敵なクマを連れて帰ってみませんか。
クマ?どこに?とお思いでしょうね。
そのこぐまたちは、ピーナッツバターのポットにいるのです。
ほら、ね。
ただ、現在のところ、このピーナッツバターは日本での販売窓口がありません。
海外旅行、カナダなどに行った時に購入するしかないのです・・・。
Each LISTs
ピーナッツバターを買う前に日本ですることリスト
- エコバッグを用意する
(背負えるタイプや肩にかけられるものがgood) - 購入予定のピーナッツバターの種類を考えておく
Peanut Butter - Kraft Canada
(上記URLから様々な種類を閲覧出来ます) - 訪問先周辺のsafeway、Shoppers Drug Martの場所を調べる
- 旅行の荷物をできるだけ最小かつ軽量にする
- ピーナッツバターを梱包するタオルとジッパー付きナイロン袋を購入予定数に合わせて準備
ピーナッツバターを買う時にすることリスト
- 可能であれば現地の各店舗の広告をチェック(on line・紙媒体のどちらでもOK)
- より安い価格で販売されているお店へ行く
- 入店後、ジャムやはちみつコーナーを探す
- Kraftのクマを見つける やったね!
- 帰国時の荷物重量を考慮しながら、希望のピーナッツバターを購入
Explanation for each LISTs
ピーナッツバターを買う前に日本ですることリストの解説
カナダでは2021年までに段階的にプラスチックバッグが禁止となります。
ですので、お買いものにはマイバッグが必要なことが多くなりました。
今回はピーナッツバター購入のためのバッグということで、背中に背負えるタイプ、もしくは肩にかけられるタイプをお勧めします。
なぜなら、種類によりますが、一番小さいサイズで500g、次が750g、さらに上には1000g、2000gというような、コーナンなどのホームセンターで売っても違和感のないサイズが並びます。
この重量を手に提げて持ち運ぼうとは思えないでしょう。
加えて帰国時には、これら全てを預け入れ荷物として飛行機に乗せますので、必然的にピーナッツバター分の重さを差し引いた荷物に仕上げなければなりません。
他のお土産も買っちゃうことを考えて、スペースと重量には十分気を配って下さい。
また、荷物には購入数分のタオルとジッパー付きナイロン袋を入れて下さい。
ピーナッツバターはこの重量でも普通のプラスチックポットです。
当たると凹みますし、目的のクマがプリントされている紙もそこまで強度はありません。
出来るだけ美しくクマを連れて帰るには、効果的なクッション材といざという時に漏れない対策が必須です。
Kraftピーナッツバターの種類はかなり多くあります。
粒が残ったCrunchy、滑らかなSmooth、より滑らかなExtra Creamy、お砂糖の入っているものやはちみつ入り、油分の少ないもの、海塩入り、一番柔らかそうなホイップタイプなどなど。
材料面では、内容物が全て自然由来のもの、添加物が極力少ないものなど、製造材料の種類によって選択することも可能。
ピーナッツだけで作られたALL NATURALは素朴な味わいでお料理にも幅広く使えて便利です。容器包装にはこんな風にレシピもあります。
これらのピーナッツバターはsafewayというスーパーやShoppers Drug Martというお店で売られています。
safewayは日本でいうところのイオン食品フロアみたいなもの。Shoppersはカナダ在住の姉曰く「マツキヨやな」ということでした。
訪問先の近くにこれらの店舗がどこにあるか確認して下さい。
なんせ、重量のあるものを持ち運ぶことになるため、最短距離を見ておくことは、後ほどきっと役に立つでしょう。
ピーナッツバターを買う時にすることリストの解説
上記のお店では日によって、ピーナッツバターが安売りされることがあります。
500g のものが、通常は400円(4〜6カナダドル程度)くらいですが、大幅に値下げされることもあるのでオンライン広告やチラシはチェックしておくと良いです。
あれもこれもと買いすぎると、ピーナッツバターで思わぬ出費になりかねませんので。
店舗に到着したら、大抵はジャムコーナーにピーナッツバターも置かれているので、てくてく歩いて探してみましょう。
海外のスーパーは広くてとっても楽しいです。
あれも見たいな、これも欲しいな、とウキウキしますが、ピーナッツバターが目的です。その時の運搬人数から判断して、追加購入品は持てるだけにしましょう。
Kraftのクマはそれはもう、愛らしく並んでいます。
嬉しくてsafewayであることを忘れて、写真を撮ってしまいます。
しかし、落ち着いて下さい。
日本からはるばる来たのだから抑えられない気持ちがあるのは理解出来ますが、地元の人が食材を買っておられますので、心を落ち着けて1枚だけそっと撮りましょう。
あとは、日本で検討してきた希望のピーナッツバターをカゴに入れて、レジへgo。
くれぐれも持ち運ぶのは自分だということを忘れずに。
本当に重いですから。
Our Personal Experiences
重い、硬い、濃いと衝撃の多い、このクマのピーナッツバターです。
重いは上のLISTで注意喚起したように、海外ならではのサイズ展開によるものです。賞味期限までに使いきれるのかしら、といつも心配になります。でもたぶん、我々が思う量の数倍を1回で使っているんでしょうね、皆さん。
じゃなきゃ、2kgなんてサイズが販売されることはない。
我が家は多くても750g。いつか1kgに挑戦したいです。
現在家にあるのは、こちら。
はちみつ入りのほんのり甘いもの。
2019年夏に手に入れました。
凹んでいるのは輸送途中の衝撃によるもの。
割とぺこぺこしているので、簡単に凹みます。
硬さですが、常温なら小学校低学年でもすくってパンに塗れる程度です。しかし、一旦開封し冷蔵保存をするとプラスチックのスプーンなどは簡単に折れるくらい硬くなります。
金属スプーンでも曲がりそうなくらい。
使う時は少し早めに冷蔵庫から取り出して常温に戻しましょう。
ちなみに冷蔵保存の際は、なんと逆さまに置くことが推奨されています。
置いているうちにピーナッツの油分と固形分が上下に分離するため、それを混ぜやすくするんだよ、と言っていますが、冷蔵庫から取り出した直後はそもそも硬すぎて混ぜられない。結局、常温になるまで待つことになるわけで。
それとも、みんな混ぜられてるのか、これ。
姉曰く、「混ぜる混ぜないよりふたの内側が油でべたべたになるから、しない」と。
カナダ人の旦那さんは、へへっと笑い、時々ひっくり返しますが、 秒で元に戻されています。国際結婚の越えられない溝。
私もひっくり返してません。
お味は粒のある方が若干香ばしいように感じます。Googleでサイトを翻訳するとCrunchy=カリカリと訳され、その通り!といいたくなるくらい。スムースは優しい口当たりで、それぞれに良さがあります。ピーナッツ自体の濃厚さはどの商品も素晴らしいです。めっちゃピーナッツ潰して混ぜたんやな、クマ、と感心。
ちなみに、この2つの食感はクマ兄弟の名前にもなっています。
現在のラベルには描かれていませんが、クマたちは首元にリボンを巻いているのです。赤いリボンがCrunchy、緑のリボンの方がSmoothy。今はこれらの色が蓋やラベルに採用されています。
以下のように、クマは年代とともに見た目が変わってきています。
今回、取り上げているクマは2013年からのものです。(上記画像はcanada.comより)
それにしても、このクマ、私たちにいろいろな想像をさせてきます。
2頭は兄弟で、四六時中ピーナッツバター制作に打ち込んでいるんだろうな、とか。
『にーちゃん、砂糖は?』『ようけ入れとけ』
『にーちゃん、粒は残す?』『それはエキストラクリーミーやから、さらさらになるまでや』
『にーちゃん、手が痛いよ』『にーちゃんが代わったる』
<無理・・・するなよ、こぐまたち・・・>
いっつもsafewayでこんな風に想像しながら買うため、
「よし、このこぐまのために!」と多めに選んでしまい、持ち帰り時に後悔。
一度、バスを2回も乗り換えないと帰ることが出来ないくらい遠い場所で、うっかり安売りのクマピーを数個購入してしまい、本当に肩が痛くなったことがありました。
家族のうちリュックは私と子供だけ。家人はワンショルダーのミニバッグ。
遊び疲れた帰り道でしたので、子供のリュックにこのKgになるクマピーはとても入れられません。家人のワンショルダーはその開け口自体が小さく、クマピーを拒否。
仕方ないので、私のリュックに全部入れました。
夏の涼しい夕暮れ、皆、帰路につく時間にあたりバスはとても混んでいました。
バンクーバーのバスは、まぁよく揺れます。
立っているとかなり踏ん張らないといけない。信号ごとに繰り返される急ブレーキ、急発進は背中のクマピーを物理法則に則って、どすどす揺り動かします。
本当にこんなに重いクマピーを自分は欲しがっていたのか・・・と自問自答し始める始末。
以降、出先で安易にクマピーを買うことをやめました。計画がなにより。
ちなみに最寄りのバス停からは家人が脇の下をみちみちにしながらサイズの合わないリュックを持ってくれました。
クマピーを買う時はお供の人も覚悟してね!
さて、クマピーの容器は、食べた後は出来るだけ外の包装を濡らさないように内側を洗浄し乾燥させると、様々な物入れにすることが出来ます。
子どもの宝物入れや、キッチンで乾燥食材を入れたりも便利です。
ところで、このクマ。
ごはんを食べている時にすごく視線を感じます。
2013年にこのデザインが発売された当初も、カナダ国内でとても話題になったようです。
このように、canada.com においてニュースになっています。
creeping (そっと忍び寄る)などとタイトルに書かれていますね・・・。
受け入れる人もいれば、「うーん」と違和感を感じる人もいる、と。
これは、実際に食卓にクマピーを置いてみないとその感覚は伝わらないかもしれません。
『食べてる、食べてる』『ふふふ』
というように、あの丸い穴からこちらをじっと見ているのです・・・。
Kraftが発表した声明では
Through qualitative research, consumers told Kraft Peanut Butter that the new design was ‘updated, fresh and had a clean appearance’ and that the bears were ‘inviting you in.’
とあります。
注目すべきは最後の一文。
the bears were ‘inviting you in.
こぐまたちは、あなたを(穴のむこうへ)誘っているよ・・・ですって!
きっと、人が見ていない時に、あの穴をぐいーんと広げ2頭のクマはこちら側に出てきて、大きく伸びをするはず・・・。
カナダ在住の姉が言っていましたから、間違いないです。
『今度はなにする?にーちゃん』『子どものおもちゃを見に行こう』とかね。
パチもんのタグを作りに@シンガポール
海外旅行に行く目的は様々。
時には、こんなのはいかがですか。
<パチもんのエアラインのタグを作りにシンガポール>
どこにもありそうで、どこにもないお土産になるでしょう。
壁一面のタグが子どもの心を捉えて話さない・・・。
Each LISTs
タグ作りに行く前にすることリスト
- タグ製作に2日〜3日かかる場合があるため、3日以上の旅程を組む
- お店の場所と行き方を確認
- 好きな色や作りたい航空会社、役職を決めておく
- ついでに観光する場所をピックアップ
タグ製作店に到着してからすることリスト
- 入り口にある数々のあらゆるタグをじっくり見せてもらう
- お店のご主人、店員さんと相談
タグの形、色、入れる文字(名前やcaptain・crewなど) - 出来上がりの日、引き取りの日を確認
- お支払い
- 指定の日時以降に引き取り
Explanation for each LISTs
タグ作りに行く前にすることリストの解説
このお店はシンガポールのオーチャードにあるラッキープラザという雑多な建物の半地下に店を構えています。
名前はASIA ENGRAVING STORE(アジア彫刻店)。
ラッキープラザはトリップアドバイザーに掲載されていますので最新の詳細を確認しましょう。
お店自体は英語表記で検索してもトリップアドバイザーのリストに上がりません。
商標権とか著作権とかスルーで作られるタグだから、まぁ、掲載しにくいかな。
googleMAPでは検索可能です。
また、シンガポール・タグなどで検索すると、たくさんの方のブログにも掲載されています。
お店を訪れる前に、作ってもらいたいタグの色や、こんな風に文字が入るとかっこいいな、面白いな、と思うものをいろいろ妄想するのも楽しいです。
航空会社のタグが多いので、やっぱり機長さんのタグとか作りたいですよね。
枚数にもよりますが、タグ制作には数日かかることがあります。
ですので、待ってる間に日本とは桁違いに広いプールへ行ったり、有名な観光名所を訪れたりするとシンガポールを満喫出来ます。
ただ、あくまで旅の目的はパチもんのタグを作ること。
ガーデンバイザベイやマリーナベイサンライズ、ナイトサファリはおまけ。ふふふ。
このスタンスをとるだけで、なんだか可笑しくなって、にやりとしてしまう。
そんなことのために飛行機乗ってシンガポール に来た私…と。
タグ製作店に到着してからすることリストの解説
ラッキープラザの半地下に到着したら、ぶらぶらとお店を探します。
目的の店に一目散に行きたいのに、ぶらぶら?
そう、ぶらぶらして下さい。
このフロアには様々な小売店が所狭しと並んでいます。
誰かのブログで行き先を予習しても、おそらく迷子になります。
勘が良い人は2、3回角を曲がったら、スムーズに辿り着くかも。
おすすめは、時間に余裕を持ち、見当だけつけてわいわい見ながら歩いて回った方が、
「ここにあったのかー!」と、見つけた時の喜びが大きいです。
お店は小さいながら、手前にはたくさんのタグ見本があり、奥には銀の彫刻を主とする商品が並んでいます。
店主のおじさんは簡単な日本語を話されますので、どのタグの何色で、何を刻印してもらうか相談出来ます。
決まったら、紙に書いてお互いに確認し合います。
名前や入れたい文字の綴りに間違いがないかは必ず確認して下さい。
日本人の名前とか、わりと間違えやすいので。
この確認作業中も、おじさんは積極的に営業してきます。
確かに、綺麗なかっこ良いタグがたくさんあって、なかなか選びきれない。
でも、そんなにたくさんパチもんのタグに囲まれて生活するのもなんだか後ろめたい。
厳選して、あのカバンにこれつけて、こっちはお土産にして・・・と、あれもこれも欲しい気持ちを抑えつつ、交渉終了へ。
お値段はシンガポールの観光地ならではの価格。
現在も変わっていなければ、日本円で800円〜1000円くらいです。
我々家族が訪れた際は、現金オンリーでした。
お支払いが終わると、いつ出来上がるかを教えてくれます。
これも紙に書いて渡してくれました。
紙に書いて、と聞くと非常に丁寧な印象ですが、実際は不安になるくらいにちぎり跡のある白いメモ帳の破片です。
後は、その紙をゴミと間違えて捨ててしまわないように大切にしまい込み、引き取り日時以降、お店に取りに行けば出来ています。
Our Personal Experiences
我が家が、タグを作りにシンガポールに行こう!と決めたのはただの思いつきでした。
セントーサ島のプール行きたいねぇとかも話していたのですが、メインはタグ。
飛行機好きな家族が、知り合いからタグの話を聞いて、どうしても欲しくなったようでした。
家人は普段は、あまりあからさまに物を欲しがらないので、作りに行こうと声をかけられた時はその尋常ではない申し出と普段見られない目の輝きに、内心ドキドキしたのを覚えています。
まぁ、タグ作りに行く程度だから、あんまり予定は詰めすぎずに、晴れてたらプール、あとは天気次第で観光名所に行ってみようか、と気楽にスタートしました。
当日、タグ屋さんでは、小学生男子が目をキラキラさせて、あれも欲しい、これも欲しいとたいへんな興奮状態になりました。
お子さん、特に飛行機好きのお子さんをお持ちのご家族は気をつけて下さい。
子どもが大量のタグから選びきれなくて、ぷしゅーとなりますので。
我が家では下のようなガッチガチのパチタグを作りました。
子どもは贅沢にパチタグ2枚、というか1枚に絞れなかった・・・
なかなか綺麗な出来上がりで満足しています。
こんなにキラッキラでアピールしまくりのキャプテンは他にはいない。
白地にブルーでANAも子どもならではの作品。丸い飛行機が可愛らしいです。どこかのキャラクターだとは思いますが・・・。
それにしても、各社エアラインだけではなく、上記のようなキャラクターやあらゆるものを刻印してくれるこのお店。
商標権、著作権、なにもかもをスルー。
アジアならでは。
日本では、このような他者への乗っかり商売はまかり通らないでしょう。
シンガポールでこそ、このお店が成り立っているわけで。
そして、真から本物に似せた悪質な偽物ではなく、もとのタグ自体はお店がどこかから買ってきたものであり、そこに自由に文字や絵をカスタマイズする、このなんだか素朴な手順が、パチもんであってもほのぼのさせてくれているのかもしれません。
変に摘発されずに、皆が旅行しては買いにくる理由は、これなのかも。
CONRAD名物のあひるちゃんと一緒にパチリ
後ですね、このような小さな目的で海外旅行を決めて行動に移すと、不思議なことに海外旅行自体がなんだか気軽なものに感じ始めるのです。
ものすごく有名な観光名所に行く、名物の食べ物を食べる、目的とする地方を制覇など、一番とする目的が大きいほど、旅行自体が大層なものに感じられ、フットワークを鈍らせることもしばしば。
本来、旅行は楽しいもの。
気軽に飛行機に乗って、ちょっとした用事を済ませて、ついでに観光。
これくらいがストレスなく、ちょうど良いのではないでしょうか。
そして、もし予定通りにいかなくても、そもそもの目的が小さいのでそれに付随するおまけに対していらいらしない。
私も過去に、お天気に左右されるアクティビティや、時期によって大混雑する場所を旅程に組み込んだため、思っていた通りに予定が進まなくなると悲しいやら腹立たしいやら、仕方ないこととわかっても相当ストレスに感じていました。
しかし、心持ちから目的を変えた結果、かなり気楽に行けるようになりました。
そうこうして繰り返し旅行をするうちに、自分なりの準備や上手くいかない時の対策を会得し出すのです。
そうなれば、あとはどこに旅しても、それなりに楽しいことを発見出来るでしょう。
ただし、私が唯一、ストレスだろうが、手間だろうが出国前に綿密に調べた方が絶対に良いよ!と声をあげたいのは、目的地までの移動手段だけです。
もちろん、今回のタグ屋をのぞいてですが・・・( *`ω´)ノ
海外で食べる日本食は楽しい
海外で日本食をわざわざ食べる必要がある?
日本食が恋しくなるくらい海外に居ない?
そうではありません。
海外旅行の一環として、あえて日本食を食べてみて下さい。
そこには新しい発見や嬉しい驚きが待っています!
Each LISTs
海外の日本食のお店へ行く前にすることリスト
- バウチャー(クーポン)があるかもしれないので観光客向けMAPなどをチェック
- お店で人気のメニューをチェック
海外の日本食のお店に到着してからすることリスト
- 席が選べる時は思いがけない席に座ってみる
- 自分の好きなものに加えて、事前にチェックした人気メニューを頼む
- 味付けや温度など日本との違いを見つけ、さらにその意味を考察してみる
- 海外の人の食べ方をちらりと覗き見
Explanation for each LISTs
海外の日本食のお店へ行く前にすることリストの解説
近頃はラーメンに始まり、お寿司や懐石風メニューなど世界のあちこちで日本食を見かけます。
ですので、観光地の街歩きMAPや施設パンフレットにはだいたいレストランの割引クーポンがついております。10%割引、指定曜日にいくつかのメニューが特別価格になるなどのお得の数々は見つけて利用しない手はありません。
行くお店を決めたら、お店のHPや海外口コミサイトでお店の一押しメニュー、ランキング1位メニューを押さえておきましょう。できれば、各国の人が書き込んでいる口コミサイトで人気のメニューが良いです。
それを食べることで、海外の人に人気の味とはどういうものかを知ることが出来ます。
日本人に人気のメニューはどうしても日本の味に近いものが多く、目新しさに欠けます。新しい発見をするにはおなじみの味にプラスして、こんなメニューがウケるのか!ということを知るのが大切。
海外の日本食のお店に到着してからすることリストの解説
ラーメン店を日よけのあるオシャレなテラス席で!
こんな選択も海外なら可能です。カジュアルな焼き鳥店では絢爛豪華な中華装飾のされたソファー席も。いつもと違う、が生み出す面白さを体験しましょう。
注文は好物をまず頼みます。加えて、リサーチ済みの人気メニューも。
好物の場合は自分がよりよく知っているため、細かな違いや海外独自の発展をより詳しく理解出来るでしょう。人気メニューは味もさることながら、想定外のものが出てくる楽しさがあります。
さて、実食です。
まったく日本の味と同じものが出てくることは少ないです。日本人の方が経営しているお店であっても、時間とともに現地の人に好まれる形に変わってきます。
また最近では、新規OPENのお店においても海外の傾向と対策をよく研究されており、なるほどーと思うものが提供されています。
例えば、味付け。
メインの味が入れ替わっているものなど。
出汁は味が薄いと思われるのか、醤油がメインになっているものが多く見られます。懐石風な盛り付けでバーベキュー風味は、見た目と味覚のギャップを楽しめます。カツ丼がスイーツ並みに甘かったりすると、この国では甘じょっぱいは『甘い>しょっぱい』なのね、とわかります。
出汁の概念は様々。
これだ!と決めるのがなかなか難しいようで、時としてただの薄味になっている場合や鰹一本勝負の潔さなど、海外が捉える出汁とは?の答えを広く知ることが出来ます。
ただし、薄味であればそれに付随する付け合わせの調味料に面白さを見つけられるでしょう。
よくあるのがマヨネーズやケチャップなどの定番。意外にチリソースや現地の調味料がぴったりのこともあるので薄味だからとがっかりすることは全くないのです。日本では思いつかないカスタマイズが出来る自由を味わいましょう。店員さんお勧めの食べ方を聞いてみるのもアリです。
提供される時の食べ物の温度ですが、アジア圏はあらゆる種類であつあつのものを食べる機会が多く、一方欧米ではそれなりに冷ましたものが主流となり、高温で提供されるものは種類を選ぶ・・・のではないかな?と感じます。
あつあつの美味しさよりは食べやすさを追求しているのかしら、とそんな風に考えながら頂きましょう。中には、低めの温度で食べることにより素材の美味しさがわかりやすくなるものもあり。
冷たさの基準は日本と変わらないように思います。フレッシュな海鮮などはきっちり冷やしてあるので、より美味しいです。
半分くらい食べたら、周囲を見渡してみましょう。
同じ料理でも、違う食べ方をしている人がいるかもしれません。調味料の使い方もそうですが、カトラリー類の使用が我々とは異なることもあるでしょう。出来るだけ、現地の人に合わせてみると楽しいです。
Our Personal Experiences
子供連れの海外旅行では、時々、子どものリクエストを聞き、日本食を食べることがあります。
昨夏はバンクーバーでラーメン、お寿司、一昨年はシアトル近郊で焼きそばやうどんを食べました。どちらも、なんだかわくわくしながら食べた思い出があります。
一昨年のシアトル近郊の日本食店はご夫婦経営のお店でした。
メニューには、お寿司・お弁当・軽食がたくさんありました。
ただ、お二人とも日系の方で完全にネイティブの英語。したがって、「キッツネウドーン」て感じで私もオーダー。
ヌードルのコーナーにある子供の食べたがっていた焼きそばは牛・豚・鶏から選べるなんだか素晴らしいものらしい。お弁当はトンカツとお寿司入りの豪華バージョン。日本食の美味しいところを詰め込むとお弁当なのね!と感心しました。
さて、やってきたきつねうどんはお出汁がとても優しい、甘い味付けが際立つ関西風きつねうどん。日本の味となんら変わりないものでした。美味しい。
続いて焼きそば。
お皿に山盛りのそれは麺より野菜とお肉が多そう・・・。
ビーフ、ポーク、チキンともにごろっごろのお肉が!これは、焼きそばの中でも上位のゴージャスクラスだわ、と思いつつ食べてみると・・・。
バーベキュー味でした!
めーちゃくちゃ美味しかったです。日本でも焼きそばソースにこだわらず、好きな味で炒めて食べよう、と強く思いました。
エアショーの帰りに疲れていたので、近場で軽く済ませようと思い立ち寄ったのは、味噌バターが人気という札幌ラーメンのお店。
店員さんはワーホリで頑張っている若い女の子が多かったです。待ってる間のこちらの会話で日本人だとすぐにわかってもらえ、最初から日本語で対応して下さり嬉しかったです。
たまに、日本人同士でも移民の多いカナダでは初回を英語で探り合うことがあるからなぁ。
それはさておき、こちらのラーメン店。
ラーメン店ですが、オシャレなテラス席がありました。さっそく喜んで子供と着席。お日様の下だと、お水のグラスもなんだかオシャレに見えるのが不思議。
うきうきしながら、味噌バター、鶏醤油、鶏出汁の塩(だったかな?)をオーダー。
麺は太・細から選べました。加えて、子供が大好きな唐揚げも追加。
となりのテーブルには韓国やフィリピンからの若い女の子のグループがやってきて、同じくラーメンをオーダー。
しばらくしてラーメン到着。
めっちゃ美味しそうなビジュアル。
「熱いし、気をつけや」と言ったそばから、がっつく子供に大慌て・・・にならない?あれ?
猫舌の子供が運ばれてすぐに麺をすすっていました。
・・・適温・・・や・・・。
そう、バンクーバーのラーメンは海外の人が食べやすいようにお店によって、かなり低めの温度で提供されていることがあります。我々が訪れたお店もその一つでした。
子供、大喜び。
いつもなら、冷めるまでトッピングをつつきつつ、大好きな麺を見つめるだけの息子がいきなり麺が食べられる。
これは万人に優しいラーメン。
私が頼んだ鶏塩は塩の味が強めのあっさりラーメンでした。
こどもの醤油をもらうとこちらもやはり醤油メインのスープ。
鶏出汁は3km先でにわとりが手を振っているくらいの風味。やはり味が強い方がメイン。
家人の味噌バターは軽やかなスープで、味噌は2km先で待ち合わせくらいの風味。新しい味噌の使い方。どれも濃過ぎず、スープとして飲み干せるタイプ。
追加の唐揚げは見たところ竜田揚げのようで、白い衣が美しい。
なんの味付けかしら、と食べてみると・・・衣と鶏の味だけ・・・・。
ふとお皿を見ると、そこにはオシャレな野菜とマヨネーズが。
わかった、これはサラダになった唐揚げなんだ、マヨネーズで食べるのね、子供のおやつやお父ちゃんのおつまみじゃなくて、オシャレなサラダになれたのね、唐揚げ!よかったね!
実際、マヨネーズをつけることでかなり美味しく頂けました。子供は薄い下味が気に入ったらしく、マヨなしでも食べていました。
今度、うちの家の唐揚げたちも、ニンニクがっつりじゃなくてオシャレなサラダにしてあげたいです。
我々がわいわいと食べ始めたところで、マッチョなお兄さんと相席に。
私と同じラーメンをオーダーされていました。
注文してわりとすぐに到着したラーメンを前に上手にお箸を持つお兄さん。
しかし、すぐに食べない。
味付け・・・するのか?と横目で見ていましたが、おもむろに動き出したお兄さんはラーメンをすくい、「ふーーーーっ、ふーーーーっ」とものすごく冷ましています。
なるほど・・・、海外の人にはこれでも熱い方なのかも、とそーっと見守っておりましたら、私の横で子供がずずーーっと大口で麺を運んでいる。
お兄さん、ちらりとみて、
オウッ!(あんなに熱い麺を子供が!)という表情。
ふふ、これが日本の子供さ。
お兄さんは丁寧に少しずつ冷まして器の中身を減らしていました。
海外ラーメンの一面を垣間見た瞬間。
ちなみにバンクーバーのお寿司はサーモンの握りが最高です。
脂のりのりのカナダサーモンがこれでもかという厚さで使用されています、美味しくないわけがない。カリフォルニアロールが有名ですが、ここはひとつ握りを頼んでみて下さい。
サーモンだけで10個くらい食べられます、本当に。